続いて塩とこしょうを振りかけ、 ハムはもう火を通すのも面倒になったので、 冷たいまま数枚その卵の上に乗せて、残りを冷蔵庫に戻した。 それで、支度はお終いだ。 吉野はいつも、ちゃんと栄養を考えたものを作れだの何だのとうるさいが、 野菜は調理に少し手間がかかるので、朝から使うのは面倒だった。 「………」 ただ、普段ならばもっと出来栄のましな物を作るのだが、 今日は見事に失敗してしまった。 まあ、一人暮らしをする青年の料理としては、 良く出来た部類だと勝手に完結する。