カラカラライフリズム

「大変だなぁ…親御さんは反対しなかったのか?」

「いえ……私、天涯孤独なものですから……。

あ、気にしないで下さい!

もう慣れましたし……!」

「いや、悪ぃな。不躾に……」

「いえいえいえ、そんな……!」


一樹は黙って皿の中のシチューを眺めて、

二人の会話に耳を傾けながら、

何となく気兼ねなくそういう事が尋ねられる樋口を、

少し羨ましいと思った。

「おい、お前もなんか言ったらどうだ?」