「――晴喜、迷うな!」 もう一度、一樹が叫んだ。 その時、晴喜の指に結んであったヘアゴムが、 バツン!と音を立てて切れた。 「……もう、迷えないんだ」 落ち着いてだっていられない。 おまじないは、切れた。 すると、晴喜は驚くほど冷静に、ミツキに向かって銃を構えていた。