でも……。 ――いけない。 これを使ったら、取り返しの付かないことになる……。 銃を持つ度に襲われる恐怖。 銃声が聞こえるだけで、胸が裂かれそうになった。 その理由が、やっと分かった。 自分は、銃を撃ってはいけない。 それは、自分への戒め。 鍵と同じだった。 もしそれを破れば、 忌わしい記憶の扉が、開いてしまうだろうから……。