それから自分が、罰を受けなければならないことに対する恨みを抱く者。
自分の犯した罪さえ、本当の意味で理解出来ないまま、
全てが終わる彼ら。
一樹は過去に散々罵られてて、執行が終わってから、
柄にも無く「ざまあみろ」と思った事さえある。
そして、何もかも受け入れて、
ただ大人しく拘束されている、穏やかな罪人達。
……心から罪を悔いて、仕方が無いと諦められる、
そんな人間らしい死刑囚が、結構いたかもしれない。
しかし、誰であろうと一樹は、
平等に同じ殺し方をしてきた。
所詮、そんな終わり方しか出来ない生き方を、
彼らはしてきたのだと割り切って……。



