――ドキリ 一樹の中で、CPGの中の記憶がふつふつと湧き上がって来た。 普段から、極力考えないようにしてはいるものの、 死刑囚の様子というものが、ありありと伝わってくることがある。 それらは、人の数だけ様々だ。 例えば単純に、死を受け入れることへの恐怖を表す者。 これが一番多いかもしれない。 死を恐れる、というのは、人間の本能なのだろうか。 だが自分は「殺さないで」と叫び続ける男の額でさえ、 何の躊躇もなく撃ち抜いてきた。