一樹は、手探りでナイフを探した。 無意識にポケットのどこかに突っ込んだ為、 どこに何本入れたのかよく覚えていない。 しかし、すぐに見付けたので、それを構える。 「抵抗するのか」 「当たり前だ」 「……忌々しい」 「だから何がだ! 言われなければ納得も出来ないし、不愉快だ!」 「納得すれば、死ねるのか? ……抵抗しない、死刑囚のように」