だが、ミツキはそれでも怯まずに手を伸ばしてきた。 (――まずい!) 咄嗟に、一樹は晴喜を突き放し、 銃を放り投げてミツキの腕を掴んだ。 上手くいくかどうかは分からなかった。 最近は、すっかり稽古をしていなかったから。 だが、ミツキの体は大きく宙に舞った。 一樹は、ミツキを思い切り石畳に叩き付けた。 背負い投げだ。