よし、これで後は光さえ見付かれば……。 だが、安心したのも束の間だった。 誰も何も待ってはくれない。 見逃しもしない。 不意に、一樹の前にあった窓が、派手な音を立てて割れた。 そして、中から一人の青年が現れた。 血まみれの男だった。 一樹は、すぐに悟った。 こいつが藤原を手にかけ、晴喜を追って来た人間……。