何故こんな格好をしてここにいるのか、という事はもう考えない事にした。 一樹は、真っ先に晴喜の唇と喉に触れ、呼吸や脈を確認した。 ……生きている。 ほっとした。 見上げれば、すぐ上の窓が壊れ、 彼女の周りに板やガラスの破片が散らばっていた。 窓を破って、落ちたのだろう。 しかし、幸い晴喜から目立った出血は見られなかった。 草むらが、クッションになったようだった。