ざまあみろ。 直後に、どこかで爆発の音が聞こえた。 だが、それがいったいどうしてなのか、 考える余裕は、もう晴喜にはなかった。 晴喜は、落ちた。 不意に蘇った記憶が正しければ、下は石畳だ。 助からないかもしれない。 だが、それでもいいとさえ、思ってしまった。