光の握る刀が、妙に鋭く煌めいて見えた。 リーナは死を覚悟した。 だが、光が振り上げたのは刀でも銃でもなく。 拳だった。 リーナは、腹に鈍い痛みを感じた。 どうやら、当て身を食らったらしい。 (この……下手くそ……) 前に訓練で当て身をされた時は、痛みなど感じなかった。 的確に急所が突かれたからでもあるが、 何よりあれは力加減が神業だったからなのだろう。 しかし、光の当て身はまるで力一杯腹を殴り付けたようで、 下手としか言いようが無かった。