割れて吹き抜けになっている窓は、すぐ隣だ。 この高さだと、庭の植え込み…… 雑草の林の中に落ちれば、怪我は免れなくてもきっと死ぬ事は無い。 ……頭から落ちなければ、の話だが。 しかし、 「逃がすもんかよ」 光の声が、すぐ耳元でした。 リーナは、背中を掴まれて床に叩き付けられた。 光は、昏倒してなどいなかった。 しかもたった数秒で、距離を詰められた。 ……少しだけ、飛び降りるのを躊躇している間に。