光の行動はどこか癇に障った。 この緊迫した状況を、ゲームか何かと勘違いしている子供のようなのだった。 だが、彼には情報が無い。 喋らない限り、こちらの命は安全だ。 リーナは押し黙ったまま、袖の中に意識を集中させた。 少しずつ、少しずつナイフをずらしていく。 でもそれは、どうやら無理らしかった。 「どうしても言いたくないってんなら、 永遠に言わなくってもいいからね?」 光が、引き金にかけた指に、力を込める仕草をした。