サーカスで使うような、薄刃のナイフだった。 だが、様子からして毒が塗ってあるようでもあった。 「あっぶねえな、てめえ!」 光は、少女に向けて発砲した。 「やあん、何するのよー!」 だが、彼女はまるで小さな子供に悪戯をされたかのように笑い、 簡単に隠れてしまった。 おそらく、一発も当たっていない。 「コラッ避けるなーっ!」 「あははっそうはいかないわよ……!」 同時に、お返しとでも言わんばかりに、またナイフが飛んできた。