まず建物が広すぎる、というところからおかしかった。 病院、と言われれば納得出来るスケールだ。 そもそも、個人経営の孤児院でここまで広大な敷地が必要なのだろうか。 脱衣所まで戻った時、光は何かが書かれている事に気付き、 壊れて傾いたカラーボックスをどかした。 埃が舞い上がり、光は咳き込んだ。 そして、現れた壁には、拙い字で綴られていた。 「うっげ、何だこりゃ……」