「何?」 「僕も……ついて行った方が良いんでしょうか」 一樹は溜息を吐いた。 そんな事、言われなきゃ分からないのか。 「来ないでくれ。足手まといだから」 すると、藤原の顔がぱあっと輝いた。 「良かった~……」 ……何だ、この希望に充ち溢れた笑顔は。 晴喜の状態がどうなっているか分からない以上、派手に動くわけにはかない。 村田が拘束されている為、手薄にはなっているはずだが、共犯がいる可能性もある。 そしてとりあえずは……晴喜の生存を願いつつ、 一樹は耳に小さな無線機を取り付けた。