「これはこれでいいんだよ。どうせ食うし」 「太るぞ」 「その分、動く」 女の言い訳じゃあるまいし、と思った。 しかし言わないでおいた(面倒だから)。 一樹は、 「この建物の設計図はないのか?」 藤原に尋ねたが、 「……それが、ここの建物の所有者が既に死亡してまして、 しかも何度もリフォームしてるらしく……」 「で?結局何だ。あるのか無いのか」 「……ありません」 「分かった」 「あの……」