しかしそもそも、自分達が何をした為にこうなっているのか、 それさえ教えて貰えずに、ただ罪を償えというのもおかしな話だと思った。 反省が出来なければ、本当の意味で何も償えはしない。 だが職員の車に乗り込むと、 一樹は何かに縋るように、樋口に電話をかけていた。 しかし、出たのは吉野だった。 『もしもし、一樹?』 「樋口は?」 『この馬鹿ならやっと寝付いたところよ。 さっきまで、頭痛でうーうー唸ってたんだけどね』 「起こしてくれ」