何もかも嘘だらけで、ハッタリをかますだけで生きていけるなら、 きっとそれでも楽なんなろう。 だけど、どうしてもそれの出来ない一樹は、少し光が羨ましくなった。 「――場所が分かりました!」 その時、更衣室に慌ただしく職員が入って来た。 「ちょっとぉ、ノックくらいしなさいよう」 ふざけた光を押しのけて、一樹はのり出した。 「どこだ」