「ねえ」 光は、村田の目の前まで、顔を近付けた。 「……もしこれが……『ずっと前に執行の終わった死刑囚』だ、 って言ったら、どうする……?」 その顔は、もう完全に無表情だった。 「ひっ…ひいいいッ!」 急に、村田は後に引いた。 光から少しでも離れようと… …しかし、無様にも彼は、椅子ごと床に倒れる羽目になった。 そしてそのまま、村田は嘔吐した。