「なら、何になら興味あんの? ――やっぱ、晴喜?」 その瞬間だけ、村田の表情が変わったのを、光は見逃さなかった。 しかし、その表情の変化というのは、隠し事を見抜かれた人間の顔というよりは、 「そう……彼女は、素晴らしいよ」 誰かと共通の理解を持てたという、満足げな顔だった。 「あんな奴が? ……弱いくせに強がりで、ただうざいだけじゃねえ?可愛くねーしよー」