執行所のロビーのソファー。 「……村田が?」 光は、ストローを噛みながらヨーグルトを啜った。 「ああ、そうだ。昨日、樋口が呼び出したんだが、 それまでしばらく姿を消していたらしい。 例のテロの前からな」 一樹は、烏龍茶のボトルを口から離すと、頷いた。 二人とも、朝食を摂るほど食欲は無かったが、喉がカラカラだった。