村田は、ご丁寧にも全てピンを抜いてしまったらしい。 その他、部品として使えそうなものは……。 晴喜は、室内を見回した。 その時、ランプが目に入ったが、それだけは使えなかった。触れるのも、嫌だ。 ……いよいよ、手段が限られてきた。 あるいは、椅子を粉々に砕いて、繊維を楊枝のように割いて、 使えないものだろうかとも思ったが、 途中で折れて鍵穴が塞がるのは面倒だったので、却下した。