「痛っ……!」 「本当はね、僕だってこんな事はしたくないんだよ。 だけど、こうでもしなければ、君は殺されてしまうんだ」 晴喜の眼元に、涙が浮かんだ。 だが、決して泣かないように歯を食い縛り、 「……どういう事よ」 彼女は、村田を睨み付けながら、体勢を立て直した。 「あのね、君は執行所に戻ると殺されてしまうんだよ。 だから、僕が守ってあげているんだ。 君がいなくなったら、あの素晴らしい人形はもう造られないからね」