事件の日の夜、一樹は進藤に、光は樋口に呼び出されたのだ。 少し、嫌な予感がした。 もし、自分達の逃亡計画が漏れていたら……。 だが、樋口にあまりそれを感じさせる気配が無かったので、安心していた。 しかし、 「ああ、それなんだがな……」 樋口は、急に光の手首を掴んで捻り上げ、彼を壁に押し付けた。 「痛っ!何だよ。 今はもう、手なんか切ってねえよ!!」