不意に思い出した。 修復しなければいけないから、残しておいたのだ。 ドレスのスカートを捲り上げると、胴体に大きな亀裂が走っていた。 そうだ、これの所為だ。 売り物には出来ない。……壊れているから。 どうして壊れたのかは分からなかった。