そして、どさくさで死刑囚を一樹か光のどちらかが処刑すれば、 少なくとも今日の任務は遂行した事になる。 一樹から樋口への、せめてもの礼儀のつもりだった。 それを、忘れずに。 一樹は、荷物を詰め込んだ鞄を眺めた。 中身は、この寮に入った時に持って来た分と、大して変わらない。