『お前達は、ここを出てはいけない。自由になってはいけない』 うるさい……! 一樹は、必死に幻影の手を振り払った。 こちらが何も出来ないのを、知っているかのような口調。 そしてそれを、嘲り楽しむような笑い声。 『一生、ここで縛られて、死ぬまで国に奉仕するんだ』