晴喜は、他の人形も箱から出した。 「写真撮って載せるのよ。きっとすぐ売れるわ。 何しろ一点物だし、まだまだ需要があるみたいだから」 晴喜が言っているのは、事実だった。 今でさえ頻繁に、人形を求める問い合わせが樋口の元まで来る。