進藤は、所長室に呼ばれた。



 
ここへ来るのは、数ヶ月振りだった。



所長は、秘書や清掃員でさえも部屋に入れないという徹底の仕様で、




勿論その他の人間も、滅多な事では誰も入室が許可されない。




 


その所長が、直々に彼に呼び出しをかけた。




ただの用な訳がない。