……拳銃の様子に変わりが無い事を確認すると、 一樹はガチャリと安全装置を外した。 ――五〇二号室。 その部屋の前には、既に数人の人だかりが出来ていた。 白衣を着た男、二種類の作業服を着た人間が数人――そのうちの一人、 眼鏡をかけた白衣の男が、 駆け付けた一樹と自分の腕時計を交互に見て言った。