カラカラライフリズム

光は散々怒られて着替えた後、
もう手首を切らないと誓わされて、
でも内心そんな誓いは守る気などさらさら無かったが、
とりあえず反省をした振りをしてみた。

そして、あまり納得していないようだった、
樋口を無理矢理外に締め出して、ベッドに潜り込んだ。

体が冷え切っていて、
布団が温まるまでに更に手足の先が凍えた。

その時、今更ながらにシャワーをぬるま湯ではなく、
熱めのお湯にすればよかったなと後悔した。


『お前は何がしたいんだ』


不意に、樋口の声が彼の耳に蘇った。

別に何もしたいとは思わなかった。

目先の事が楽しければ、それでいい。


毎日を乗り越えるのに明確な『目標』などいらない事には、
とうに気付いていた。