――まさか! 本能がこの次の展開を察知し、 背筋がぞくっと寒くなった。 「ま…待、て…!」 一樹は呂律の回らない口調で、 幸枝を止めようとした。 彼は一旦樋口の方を向いたが、 何故か樋口は幸枝を止めようとしなかった。