お姫様のガーディアン

「うおっ!? 早ワザ」

「ベリルはピッキング得意だから」

「……」

 手錠を見つめて呆然としている青年に彼は続ける。

「ついでにこれも持っていくと良い」

「はい……?」

 発してすっとしゃがみ込んだベリルが立ち上がり、しれっと歩き出す。

「あっ! ちょっ、ちょっと待っ……」

 足を動かそうとしたが、ガチャリ! という金属音に阻まれた。