お姫様のガーディアン

「だから浮かない顔してるだろ」

 ケケケ……ダグラスは嬉しそうにケタケタと笑った。

「お前、ベリルさんのこと嫌いなの?」

「まさか!」

 そんな訳無いだろ、というように肩をすくめる。

「ああいう人間らしいトコ、見てるのが嬉しいんだよ」

「え?」

「別に機械的とかそんな意味じゃないよ」

 微笑みを見せて続けた。

「なんていうかさ。人間を越えちゃってるような、そんな感じがするときがあるワケ」

 それに、アキトはベリルを見つめる。

 なんとなく、言われて納得してしまう……寛容というか寛大というか、おおよそ見た目とは異なる落ち着いた雰囲気。

 今まで、どんな経験をしてきたのだろう? その重みを計り知る事は、到底出来そうもない。