なんか人の気配がしたので目が覚めた。

保健室の喜多川先生だった。

「夏木〜目が覚めたか?
無理なダイエットしてるやろ」


うっ!バレタか

あたしは苦笑い。

…(^-^;



先生は母より年上だと思うけどパワフルだし
生徒からも人気がある。



「ちゃんとご飯食べな
お肌がシワシワになるで」

…と保健室を出ていった。


せっかくやから
もうちょい寝とこう♪



ガラガラ…

誰かが入ってきた


「福ちゃん
手〜出して!ちゃんと薬ぬらなあかんよ」



んん!ふくちゃん!?


嫌な予感…


カーテンの隙間から覗きこむと
福山と同じクラスの向井さんだった…


福山がケガをしたようで
向井さんに連れて来られたって感じ

前のあたしだったら
きっと、ヤキモチをやいてただろうな

   (#^.^#)



向井さんはカーテンをそっと開けた…


「あっ」 



あたしを見て
向井さんの表情が変わった…


「夏木さんどうしたん」


「貧血で倒れちゃった…」


「大丈夫?」


「うん。ありがとう」


初めて向井さんと話をしたけど優しい人


「ねえ、夏木さんは福ちゃんの事をどう思ってるの?」


「えっ?」


ズバっと聞くね!?
…(。。;)



福山は驚いてこっちに来た…



あたしはベットからゆっくり起き上がった。



「好きだったよ…」


いやっ
 

あたし泣いちゃう…


あかんあかんあかん

我慢しなきゃ
まだ未練あると思われるよ