あたしはタオルで顔を隠した…



キャーッ


ε=(/*~▽)/



うちの団の女子が歓声をあげた


何?!



「夏木せんぱ〜い」

顔からタオルを取ると
みんなの視線があたしにあった…


「えっ?」

前を見ると藤城だ…


「この子らほんまに信じられへん…」

あたしは思わず本音が出た


「指令は黄団の女の子です。お願いします」



女子が騒いでる…  



「無理っ」

あたしは清水くんのこともあり
かなり冷たく返事をした



「お願いします」

彼は深く頭を下げた



「告白かっ」

「なんで夏木さんなん?」 

みんなが口々に色々言ってる



藤城は1年生だけでなく2・3年生からも人気がある…

そんなアイドルのような子からの指令を拒むあたしは、言うまでもなく
女子からブーイングを受けた


団席がざわめいる


「レン
ゲームゲーム」

隆史が言った…



「うんわかってる」


あたしは席を立ち藤城の元に…

彼があたしの手を握った瞬間
場内は女子の悲鳴?
叫び?…のような
どよめきが沸いた