気づくと宿屋でぐっすり寝ていた拓馬は、起きるとすでに竜太が立っていた。


「起きたか、拓馬。行こうぜ」


そう言って、宿を出る竜太。それに続く拓馬。


「竜太、俺なんか連れて行っても、足手まといじゃ……」


申し訳なさそうに聞く拓馬。


「そうでもねぇ。あそこに行け」


と、竜太は武器屋を指差した。


「あそこの武器屋には、銀の剣、銀の鎧が売ってる。その装備なら、ボーンナイトぐらいなら一撃で倒せる」


「マジかよ」


それを聞くと、拓馬は急いで武器屋に向かった。


中に入ると、店主が話しかけてくる。