1撫でる楽しみ

















俺の可愛い彼女。

猫みたいなんだ。








日の当たるところに行って、目を細め気持ちよさそうにしている

そして、無言で俺に「おいで」と手招きをした





あいつは、ただただ、俺に寄り添ってきて目を瞑る











「気持ちい」







そういうこいつが可愛くてしょうがない





ただ、俺は優しくないから
こいつの寝息が聞こえてから、こいつの頭を撫でてやる



微かに笑っているように見えるのは、撫でるという行為に、君の存在そのものに溺れてしまった代償かな



















(ううん。あたしは負けず嫌いだから、寝たふりしてあげてるんだよ?
君が撫でてくれるの知ってるんだから)