化粧道具だけを準備して私は家で颯大を待っている。 「どっか行くのか?」 …お兄ちゃん。 「友達と祭りに…。」 お兄ちゃんと話すのいつ振りだろう。 「友達、ちゃんとできたんだな。」 心配してくれてたのかな。