「陛下」 将軍が報告に来た。うっすらと、笑みを浮べている。 「リュシオス殿下よりご伝言です。陛下のご提案を受け入れると」 「……ガレーン卿のご計画通り、ですね」 ガレーン卿――そう呼ばれた男は、肩を聳やかせ、 「所詮は子供。扱い易いものです。……それに、まだあの小娘の生命もありますし。いくらでも利用できますよ」 「ああ、あと、もう一つご伝言が」 将軍の言葉に、一同が注目し、 「放って置いてくれ、だそうです」 誰からともなく、嘲笑が洩れた。 ◇◆◇◆◇