一週間後。リュシオスの外見はまともになった。 幸い、食事は取ったから顔色も良くなったし、髪も整えた。髪質は滅茶苦茶だが。 時々発作的にリリアを呼ぶが、それ以外は虚ろの一言。 黙って抱き締めていると、声がした。 「リリア……すまない」 慌てて顔を見ると、疲れた顔をしていた。 物憂げな、しかし優しい瞳。 「ごめん。心配かけた」 言うと身を起こし、リリアの肩に手を置く。 アイスブルーの瞳には、意思があった。 ◇◆◇◆◇