で。




20回はすぎただろうという頃に。





「アクションっ!」




しばらくして結城くんが入ってくる。





「っおかえりなさいませ…。お母様が部屋でお待ちですよ…。」





ち、ちゃんとできたぁっ!





監督は、まぁいいだろう、とあたしを解放してくれた。






安心と同時に笑みがこぼれる。





「なんだよその間抜け面。笑」



結城くんが笑いながら言う。





ドキッ