姉ちゃんは、待っていたかのように車の窓からこっちを見ている。 あたしは急いで助手席に乗った。 それと同時に車が走り始める。 …もう二度と見ない景色。 あたしは窓から見える町の風景を目に焼き付けていた。 もうここに来ることはないんだね…。