あたしの手はついに結城くんの服の袖をとらえた。 よっしゃぁ!! 「結城くぅ~~~~………!?ぎゃあっ!!」 「うわっ!!」 一瞬何が起こったのか分からなかった。 気がついたら背中にすごい激痛が走っていて。 どっかから落ちた…?? 「いったぁ…。」 恐る恐る目を開けると、そこは町のはずれだった。 な、何でこんなところにっ。 「結城くん??」 「どこいったのぉぉ!?」 上からそんな声がした。 …やっぱり落ちたんだ。