あたしは黙ってコクンと頷いた。 「…え…えぇ!? めっちゃかっこいいじゃん! しかも……葉月が熱血にファンな大熊結城くんにそっくり!」 …そっくりというか… 本人なんですけどお姉ちゃん。 「…えぇ! まさか葉月がこんなかっこいい子捕まえてくると思わなかった! ってか…マジで彼氏できたとはねぇ……。」 姉ちゃんはそう言って結城くんをまじまじと見つめる。