あたしと結城くんはうまく女の子たちの視界から消える。 「結城くぅぅ~ん?」 「どこ行っちゃったのぉぉ~…」 女の子達は、そう言いながらバラけて行った。 「…セーフ。」 耳のすぐそばで声がする。 「…っ!」 今のあたし達の状態は、すっごく密着されてたわけで。 い、いやいやいやこの格好がセーフじゃないっしょ!