妄想娘と店長さん






『早く答えろ』



少しの間があいてから




「あの…好きになることに
根拠って必要ですか?」





『根拠…か…』




望月のくせに…




「気づいたら好きになってたっていうか…///」




俺も気づいたら
好きになってたか…



『確かに、いらないのかもな』



「え、ええ…ええー?」



俺は頭の上にあった手を望月の背中に回して抱きしめた




「店長…!?///」



もうこの気持ち、引き返せなねぇ




『望月、お待たせ?』



俺はそう言って
ニコッと望月の顔を覗きながら言った