悪女が野獣に恋したら…



朝になると、あたしの大嫌いな雨はすっかり止んで…
いつもの元気な青空が広がっていた。


ケータイの電源を入れた時両親からのメールの量に圧倒されつつも、隣で熟睡している宮内を起こさないようにしてフカフカなベッドから起き上がる。



『高そうな部屋…』


どこかのホテルのスイートルームか、それに近い部屋だと思う。
産まれてから一番贅沢な日だったな…



学校あるので失礼します。



そうメモだけ残してホテルを去る。
いつもなら、食事も部屋も関係なく、一線越えたらお金を貰うのだけど…
宮内の話は予想以上に楽しかった事もあり、珍しく取る気になれなかった。



ついでにメールアドレスも書いておいたメモ。
自分からアドレスを書いた事なんて今までなかった…



でも、そうしてまでキープする価値のある金持ちだと思ったんだ。